この春にお仕事や学校、住まいや人間関係などの環境が変わって、まだまだ緊張が解けない方がたくさんいるんだろうなあと思います。

私もそのうちの一人。とある仕事の終わりと始まりを迎え、一喜一憂している日々です。

「私だけじゃないんだろうな~」と思い出すとちょっと安心します。(ついつい自分だけ、と思っちゃいますね。)

2021年6月、「みずうみ」のプレスタートと同時に始まったこのブログで、これまで40本ほどの記事を書きました。

BANANA DAIRY を使い始めてから日記帳へ気持ちを綴ることは毎日できるようになった。日によっては2~3回書くことも。でも、日記とは違う、誰かに見せるための文章をコンスタントに書くということは、けっこう難しいときもあったのです。特にモチベーションのところが。

このブログを書いている目的は、必要な人に「みずうみ」を届けたいから。私にとって「みずうみ」は、「自分らしく生きる」ことを忘れないためのアイデンティティのようなものでもある。だから私にとっての「書く」は、「自分らしく生きる」行動の一つ。

2021年はライティングの基礎や思考術を学び直したり、自分よりちょっと先を歩んでいる人に相談したり、たくさん読まれている誰かの記事を研究したりもしました。ブランディングやマーケティングの本もよく読んだ。

情報発信ビジネスでよく言われることは、ペルソナ(※)が潜在的に求めている情報を分析して発信することの大事さ。(※ペルソナとは、マーケティング用語で自社のサービスや商品を届けたいユーザー像のこと)

数日前、あらためて書くことについて考えた結果、私にはそれは難しいな~という結論に。自分の中から自然に湧いてくることしか書けない、と。そして、どうしたら無理なく発信活動を続けられるのか、自分なりの答えが一つ見つかりました。(ちゃんと継続できたら、いつかそのことについて書いてみようと思います。)

前置きが長くなったけど、それでその答えに基づいてブログを書いてみたら、精神衛生上めっちゃよかったという話。

生きている限り不安感情はゼロにはできないけれど、環境が少し変わったこの春から自分の中に占める「不安」の割合が増えていたのですよね。かなり気になっていた。

それで、心をこめてブログを書いたらそれがなくなった。不安が消えて、ホッとした。

今の自分が持ってる不安要因って、お金を潤沢に受け取ったり誰かに必要とされたらなくなるのかとも思った。
それもある意味正解だけど、それだけじゃないなあ、とあらためて。

安心の理由。
それは、ちゃんと自分に目を向けることができたから。
感覚的に言うと、”自分とつながれた”というのがしっくりくる。
だから不安って、「本来の自分」との分離感なんだろうなあ、とも思ったのです。

新しいことが始まって、周り(現実世界の)の人に注目されて、顔を見るたびに近況を聞いてもらえて。わりとみんな優しいし、応援してくれているのだけど、質問されることが続いてしまうとちょっとしんどい時もありました。それは自分の感じ方・考え方の癖で、人の評価が気になったり、周りにどう思われているのかが気になるタイプだから。

(だからこそ、”他人の評価を気にしてたら幸せになれないよ” ”周りの人は私の人生に責任を取ってくれないよ” などとわざわざ言い聞かせるわけです。)

それでね、繰り返しになるけど、久しぶりに自分の書きたいことを書いたら安心したわけですね。

「私、ずっと自分から目を離して他人の顔ばかり見て、他人の声ばかり聞いてたんだなあ」って。

自分のことをやる。
それだけでよかったんだ、というのが答え。

他人は答えを持っていない。
もちろん、外側に幸せはない。
自分の内側にしか、ないのね。

ちなみに、テレビのニュースを見てたら、SNSに流れてくる広告を見てたら、しょっちゅう不安になります。そういう風につくられているし、それによって自分から目を離しちゃうわけだから。

不安にならないために働いているわけじゃないでしょ。
ましてや、不安にならないために生きてるわけでもない。

毎日、自分に目を向けることを忘れずにいたいなあと思いました。


▼「みずうみ」でオンライン対話・文通しています
https://mizuumi1980.com/

私は不安、じゃない。
私は安心、じゃない。
私のなかに、不安がある。
私のなかに、安心がある。
だから、不安は小さくしていけるよ。
もちろん、安心を増やしていける。